【2024】衛生管理者の参考書・テキストおすすめ11選｜第一種・第二種

衛生管理者は一定規模以上の職場には、必ず在籍させないといけません。しかし、会社で急に資格を取るようにいわれた方は、どうすればいいか困りますよね。作業環境や労働者の健康を取り締まる重要な職種ですが、参考書を使った独学で十分資格取得が可能です。

しかし、第一種・第二種衛生管理者の参考書はテキストや問題集の本など多くのメーカーからたくさんの種類が発売されており、どれを選べばいいか迷いがちです。そこで今回は、衛生管理者参考書の選び方やランキング上位のおすすめ商品をご紹介します。購入を迷われてる方は、ぜひ参考にしてください。

自分に合った、理解しやすい参考書を使って勉強するのが重要です。ここからは、具体的な参考書の選び方についてご紹介します。また、記事の最後にはおすすめの勉強方法についてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

衛生管理者は、第1種と第2種の二種類あります。ここでは、その資格内容のちがいや、試験内容について解説します。

衛生管理者は、国家資格の1つです。従業員が50名以上いる事業所では必ず選任しなければならないと、労働安全衛生法で定められています。受験するには、一定の学歴や実務経験が必要です。

毎月1回から多くて5回ほど、安全衛生技術センターにて試験が行われます。試験内容は、労働衛生・関係法令・労働生理の3科目で、5肢択一式のマークシート方式です。合格するには、各科目4割以上、かつ全科目の総合得点で6割以上を正解しなければなりません。

衛生管理者の資格は第1種と第2種の二種類あります。基本的に行う業務内容は同じですが、業務を行える業種が異なるのがポイントです。第1種はすべての職種で業務で行えますが、第2種では有害業務を含む業種は除外されてしまいます。

そのため、範囲が広い第1種の方が若干難易度は上がります。ご自分の業種が含まれている資格を取得しましょう。有害業務を含んだ職場の場合は必ず第1種を、それ以外の場合は第2種でも問題ありません。

気になる合格基準の正答率は、第一種衛生管理者試験・第二種衛生管理者試験どちらも全体の正解率が60％以上必要で、科目ごとの正解率は40％以上が必須です。過去5年間の平均合格率はどちらも50％程度です。

テキストが多い参考書は、試験の問題内容に不必要なほど詳細な情報が記載されている場合があります。たしかに、衛生管理者として豊富な知識を持つのは素晴らしいですが、まずは合格を最優先にして必要な情報のみを学んでください。

そのため、参考書を選ぶ際は要点が簡潔にまとめられているものや重要な箇所が赤字になっているものを選ぶと、効率よく学習を進めらるのでおすすめです。詳細な知識などは、合格したあとからでもゆっくり勉強できます。

テキストがずらっと書き連ねてある参考書は、なかなか具体的なイメージがわかず理解が追いつかないです。まったくの初心者から勉強する方は、図や表を使ってわかりやすい構成の参考書をおすすめします。

初心者の場合、まず具体的なイメージを持っていない場合がほとんどです。絵やイラストなどを見て、視覚的に学習できる参考書を選んでください。

衛生管理者の試験問題は毎年刷新されていますが、年代ごとに頻出問題の傾向が異なります。そのため、あまり古い年代の参考書を使って勉強するのはおすすめしません。

過去問を解くのはいいですが、あまりに古すぎる問題集を使っていると今とは出題パターンが大きく変わっている可能性もあります。参考書を選ぶ際はできる限り最新の頻出傾向を抑えているものにしましょう。

参考書は主に理論や知識を学ぶものですが、いくら情報をインプットしても問題を解くなどのアウトプットをしないとなかなか記憶に定着しません。

そこでおすすめなのが、参考書と問題集がセットになっていて、インプットアウトプットが一冊で行えるタイプの商品です。学んだ情報に関する問題を流れで解けるで効率よく学習できます。

参考書を選ぶ際は、その本自体の大きさや重さも重要なポイントです。これは、自分が勉強する場所にもよります。自宅以外でも勉強したい方はなるべくコンパクトな参考書を選んでください。

軽くてコンパクトなサイズの参考書は、リュックやカバンに入れてもかさばらず、電車やバスなどの移動時間でも広げて学習できます。ちょっとした隙間時間でも学習したい方におすすめです。

すべての資格試験に通じる点ですが、試験問題は出題される問題の傾向が存在します。衛生管理者の試験問題に関しても、年代ごとに変わってきているとはいえ出題パターンは存在しています。

ある程度基本的な知識を学んだら、試験対策として傾向分析がされている参考書を選ぶのがおすすめです。具体的にどんな問題が出るかを知っておくと、実際の試験でも落ち着いて対応でき、対策が立てやすいです。

こちらもどの資格試験の参考書にいえますが、なるべく最新版の参考書を選んでください。過去から情報が改定されている場合があるので、あまり古い参考書を使っていると間違った内容で覚えてしまう可能性があります。

また、問題の出題傾向も年代ごとに変わっています。最新の参考書を使って、最新の試験対策を行ってください。

参考書を何周かして、記載されている内容が理解できたら次は問題集を解きましょう。問題集を解いて記憶に定着したら、今度は過去問集を使って試験対策をするのがおすすめです。

問題集に記載されている問題は基本的なものが多く、実際の試験では出てこないような問題も多いです。過去問集では実際に過去の試験で出題された問題の演習が行えます。時間配分も含めて試験対策を行えるので、試験直前の学習におすすめです。

衛生管理者の勉強をするうえで、専門的な用語はかなりの量を覚える必要があります。参考書の内容を理解するためにも一つ一つ用語を確認して意味を理解しなければなりません。

専門用語がまとめられた参考書は辞書代わりにも使えます。わからない単語が出た際にすぐに調べられるので、1冊は持っておいて損はありません。

これから何も予備知識がない状態で衛生管理者の資格を目指す初心者の方は、基礎知識について丁寧に解説がされている参考書がおすすめです。

試験にはある程度複雑な問題が出る場合もありますが、それもすべて基礎知識を抑えていないと解けません。いきなり上級者向けの内容の参考書では挫折してしまうので、まずは初心者でも理解しやすい基礎知識に重点を置いている参考書を選びましょう。

最近では、紙の本以外に電子書籍として参考書が販売されている場合も多くなりました。電子書籍版の参考書のメリットは、普段持ち歩いているスマートフォンやタブレットから読める点です。

移動時間や休憩中や、トイレの中などのちょっとした隙間時間でも勉強できるので、時間を有効活用して試験勉強をしたい方は電子書籍版の参考書がおすすめです。

これまで紹介してきた参考書の種類や特徴を読んでもまだ選べない方は、ベストセラー作品から選ぶのもおすすめします。

ベストセラーを獲った参考書は、それだけ多くの受験生からいい評価を集めているので、かなり信頼のおける参考書です。気になる方は、商品の口コミやレビューが書いてあるブログなどを読んで、買う前にチェックしてください。

最後は出版社で選んでしまうのも手です。通信教育や資格取得の参考書をメインで扱っている出版社を選ぶのをおすすめします。

特におすすめのユーキャンは、日本の通信教育系の本を数多く出版している業者です。ユーキャン公式テキストは、衛生管理者の参考書以外でも数多くの分野の参考書で高い評価を得ています。

衛生管理者試験をパスするためのサイトやアプリもいくつかあります。まず、「衛生管理者過去問クイズ」は衛生管理者試験の過去に出題された問題をクイズ形式で年度別・分野ごと・ランダムなどさまざまな形で出題してくれるサイトです。テキストがなくても隙間時間を使って独学できます。

「クイズ衛生管理者衛生管理者資格試験合格を目指す」アプリは基礎知識を分野別に出題する以外に、過去の出題された問題もクイズ形式で学習できます。なぜこの問題の正解がこれになるのかの解説もしてくれるため、苦手分野の克服をしやすい点がメリットです。

予備知識ゼロの状態から衛生管理者の資格取得までに必要な勉強時間は、およそ100時間程度だといわれています。仕事をしながらだとまとまった時間が取れなかったり、毎日継続して勉強するのが難しかったりしますよね。大まかに4~6ヶ月程度と考えて問題ありません。

仕事終わりに1時間は勉強時間を確保すると決めたり、なるべく継続して行えるように、隙間時間を使うなどして時間を有効活用してください。

学生時代に、世界史や日本史などで語呂合わせを使って暗記した経験がある方は多くいます。じつは、衛生管理者の勉強でも、語呂合わせを活用して覚える方法もあります。

また、手書きでいいので小さいメモに重要な暗記項目を記載して、仕事中や日々の生活の中でよく目にするところに貼り付けるもおすすめです。あとは、出題傾向をしっかり理解すると的を絞って学習できます。

最近では、ネット上でアプリを使った無料講座の受講もできます。1人ではなかなかモチベーションを保てない方にはおすすめのツールです。1講座10分程度で気軽に見られるものや、問題演習が行えるものなどさまざまです。

オリエンテーションや入門講座なども配信されているので、独学で学びたい方はぜひ気軽に試してください。

今回は、衛生管理参考書の選び方のポイントと、おすすめ商品をランキング形式でご紹介しました。衛生管理参考書の購入を検討している方は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしてください。