童門冬二の小説おすすめ10選！ベストセラー『小説 上杉鷹山』から新刊まで｜口コミ付き

童門冬二は、御年90歳を過ぎてもなお現役で執筆活動をしています。日本史を題材とした歴史小説を中心に、数々の著作を発表してきました。質の高い作品の数々は、日本史好きはもちろん歴史初学者からも読まれています。

歴史小説だけではなく、教養や生き方、ビジネスに関する本も読者から好評です。趣味の落語の話をつづった本では、誰もが落語の世界に興味を持ってもらえるように、落語をさまざまな角度からかみ砕いて解説しています。

今回の記事では、童門冬二の人物像からおすすめの歴史小説や教養書、最新刊の情報までを紹介していきます。日本の歴史を始めとして、幅広く教養を身に着けたい方は、ぜひ童門冬二の本を手に取って読んでみてください。

童門冬二は、作家になる以前はいろいろな仕事を転々としていました。東京都職員、目黒区役所係長、東京都立大学理工学部の事務長など、重要な管理職を歴任しています。1979年より、作家活動への専念を決意しました。

1960年、『暗い川が手をたたく』で芥川賞受賞を果たしました。その後、歴史小説や推理小説、自身の管理職時代の経験をもとに執筆した教養・ビジネス書などを多数刊行しています。90歳を過ぎてもなお、現役で執筆を続けるエネルギッシュな作家です。

直江兼続や上杉謙信、毛利元就や宮本武蔵など、戦国時代のさまざまな武将の生き様やリーダーシップ論をつづった本を多数出版してきました。歴史から見る経営学や人間論の著書は、現代のビジネス書とはまた違った観点から語られています。

戦国乱世を生きてきた武将の生き方や考え方を知れば、改めて自分の人生や仕事について深く考えさせられます。童門冬二の書く戦国時代の書籍を読みながら、今までにない新たな価値観を見出してみませんか。

幕末は、新しい歴史を作ろうとして、勝海舟や坂本龍馬などの有能な志士が奮闘していました。それぞれに考え方は違いましたが、日本を大きく変えたい気持ちは同じでした。そんな彼らの生き様からは、学びがたくさんあります。

ベストセラーの『上杉鷹山』シリーズは、江戸時代の米沢藩主・上杉鷹山の人生を描いた歴史小説です。上杉鷹山がいかにして米沢藩を立て直し、領民からの信頼を得ていたのか？読んでいると胸が熱くなります。

落語は、決して難しいものではありません。日本人のユーモラスな知恵が詰まっており、何よりも日本語の良さが分かる話芸です。

さまざまな場所で講演をこなす童門冬二は、自らの話のエッセンスを落語をヒントに考えているそうです。長年落語を聴いてきて学んだ知恵や、生活に便利な知識などをユーモアたっぷりに紹介しています。

仕事においては、頭の働かせ方やちょっとした気づきが状況を一変させる場合もあります。著書の中で紹介されるさまざまな登場人物から、現代のビジネスマンが生き抜くために欠かせない問題解決法や危機管理などを学べる本です。

仕事で行き詰ってどうしようもなくなった時、この本を手に取れば打開策を発見できるのは間違いありません。

性悪説で知られる韓非子から学ぶビジネス書です。本音を出しすぎると周囲の人から疎まれる可能性もありますが、タイミングを見て本音をうまく出していけば上手に生きられるといった内容がつづられています。

韓非子の冷静沈着な観察眼は、後世の偉人たちも参考にしたほどです。この本を読めば、物の考え方が今までとは変わってきます。

童門冬二は、JAcom農業協同組合新聞のサイトで『小説決断の時―歴史に学ぶ―』を連載しています。明快で、生き生きとした文章は90歳を過ぎても衰えを知りません。

混沌としている令和の時代に生きているからこそ、先人たちに学ぶべき事はたくさんあります。先人たちから大切な何かを学ぶため、ぜひ一度読んでみてください。

もともとは一人の武将に過ぎなかった徳川家康が天下を勝ち取った理由は、究極的な部下の管理術によるものでした。

家康の家臣は、とても癖のある者ぞろいでした。癖の強い家臣たちをまとめあげるのに、家康はどのような術を使っていたのかが詳しく分かります。歴史からリーダーシップについて学んでみたい方におすすめの一冊です。

いぶし銀の歴史作家・童門冬二の作品は、読んでいるとドラマティックなストーリー展開に夢中になります。エッセイの本も、長年の知恵と経験から生み出された珠玉の作品です。童門冬二の小説を読んで、幅広い歴史の世界を楽しみましょう！

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