高村薫のおすすめ小説10選|文体の特徴やおすすめの本・結婚はしている?
数多い女性作家の中でも重厚な作風が特徴で知られる高村薫。しかし、「読む順番が知りたい」「著者はどんな人物なの?」と気になっている方も多いですよね。。今回の記事は人気の高村薫の小説の特徴・著者の人となり・選び方のポイント別・おすすめ小説10選までご紹介します。
2024/01/28 更新
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目次
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高村薫のおすすめ小説10選
商品比較一覧表
商品画像 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
メーカー |
新潮社
|
新潮社
|
新潮社
|
講談社
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新潮社
|
毎日新聞出版
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新潮社
|
新潮社
|
講談社
|
新潮社
|
商品名 |
空海
|
リヴィエラを撃て
|
神の火
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李歐
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レディ・ジョーカー
|
我らが少女A
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黄金を抱いて翔べ
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照柿
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マークスの山
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冷血
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説明 |
空海をテーマにした紀行文
|
陰謀渦巻く中の人間ドラマ
|
原子力は神の領域なのかという疑問を突き付ける作品
|
初出時のタイトルは「わが手に拳銃を」
|
映画及びドラマ化された問題作
|
合田雄一郎シリーズの第6作目
|
映画も人気を集めた人気小説
|
合田雄一郎シリーズの第2作目
|
合田雄一郎登場
|
生と死を巡るクライムノベル
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リンク | ||||||||||
初出 |
2015年
|
1992年
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1991年
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1992年
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1997年
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2017年
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1990年
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1994年
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1993年
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2010年
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映像化 |
なし
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なし
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なし
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あり
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あり
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なし
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あり
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あり
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あり
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なし
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長さ |
中編
|
長編
|
長編
|
中編
|
長編
|
中編
|
中編
|
長編
|
長編
|
長編
|
画像 | 商品名 | 参考価格(※) | 通販サイト | 特徴 | 初出 | 映像化 | 長さ | |
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1
|
新潮社
空海
|
1,910円
|
空海をテーマにした紀行文
|
2015年
|
なし
|
中編
|
||
2
|
新潮社
リヴィエラを撃て
|
781円
|
陰謀渦巻く中の人間ドラマ
|
1992年
|
なし
|
長編
|
||
3
|
新潮社
神の火
|
693円
|
原子力は神の領域なのかという疑問を突き付ける作品
|
1991年
|
なし
|
長編
|
||
4
|
講談社
李歐
|
847円
|
初出時のタイトルは「わが手に拳銃を」
|
1992年
|
あり
|
中編
|
||
5
|
新潮社
レディ・ジョーカー
|
825円
|
映画及びドラマ化された問題作
|
1997年
|
あり
|
長編
|
||
6
|
毎日新聞出版
我らが少女A
|
1,959円
|
合田雄一郎シリーズの第6作目
|
2017年
|
なし
|
中編
|
||
7
|
新潮社
黄金を抱いて翔べ
|
605円
|
映画も人気を集めた人気小説
|
1990年
|
あり
|
中編
|
||
8
|
新潮社
照柿
|
693円
|
合田雄一郎シリーズの第2作目
|
1994年
|
あり
|
長編
|
||
9
|
講談社
マークスの山
|
712円
|
合田雄一郎登場
|
1993年
|
あり
|
長編
|
||
10
|
新潮社
冷血
|
781円
|
生と死を巡るクライムノベル
|
2010年
|
なし
|
長編
|
空海と縁の有る場所、行事等が合わせて写真で紹介され、高村さんの空海評がより 鮮明となり、本書籍をよりよいものと評価します。
スケールの壮大なスパイ小説。 ストーリーは風呂敷を広げすぎた感じが否めませんが、 硬筆な描写、豊かなキャラクター造形、感情移入したくなる主人公等々、私は好きな小説です。 特に、ジャックは大好きです。 発刊当時、日本女性でここまでのスパイ小説が書ける作家が出てきたんだなぁという感慨がありました。 高村さんは、職業作家になる前に小説舞台のひとつベルファストの地へ行ったことがあると聞きました。 乾いた文章と魅力的な人物造形、高村作品の原点がここにあると、個人的に思っています。
上巻・下巻共通の感想。 さまざまなハードウエアについて、詳細な記述が光り、圧倒的迫力を醸し出している。 そして、原子力に携わる人間が内部からテロリストに育っていく過程も説得力がある。 その点で『天空の蜂』同様に、内部で育つテロリストを防御する手段はない、という一種のシミュレーションになっている。 社会科学・技術両面をカバーしつつ、人間の内面も描き切った質の高い文学だと思う
我が手に拳銃を、を読んでからこちらの李歐を読みました。物語は原作が完全に解体されて結末含めてまったく違うものになっています。特に物語のキーマンである笹倉の扱いが全く違う(笑)。 『我が手に…』のほうが疾走感があって高村薫自身の若さが感じられるかな。 こちらの作品では咲子をはじめとする女性の心理描写が女性ならではの感覚で巧みに表現されているのも、高村作品には珍しいかもしれません。 『我が手に…』と『李歐』、2冊読み較べることをオススメします。
丁寧な人物描写で、上・中・下全て楽しんで読み終えることができました。 2回読んでいるのですが、以前読んでから時間がだいぶ過ぎてから今回再度読んでみましたが、大変良かったです。 また高村薫さんの作品を読んでみようと思っています。
何より美しいのは、髙村さんの言葉による武蔵野の情景描写。氏がかつて通った大学が近く、武蔵野への思いは強いと語るだけあって、季節折々の描写はまさに眼前に景色が立ち上がるほど。 そして、関係者それぞれの些細な日常を描きながら、そこに潜む諦めや寄る辺なさといったものが、髙村さんならではのユーモラスかつ絶妙な比喩表現をもって語られる文章そのものに心酔。
映画を観たら原作を読みたくなって読んでみました。これも傑作でしたね。
20年ぶりに再読、色あせない、面白い小説というのは、あるもので、この作品も、著者,レディジョカー、マークスの山と並ぶ、三大傑作だ。
警察組織の描写がなんとも言えずよい。 人物描写・精神構造の分析力、やはり高村氏はすばらしい。
文字通り血も凍るような殺人現場の描写には戦慄を覚え、犯罪小説としてのサスペンスは十分楽しめるが、いかに凶悪な犯罪を犯そうとも人間の心の奥には何があるのかを執拗に追及する作者の姿勢に心打たれる。人間の善と悪とは何であるか。国家が人を死刑にするのは正しいのか。前作の「太陽が曳く馬」ほど難解ではないが、人間とは何であるかという永遠のテーマを作者はこの「冷血」でも追及し続けている
高村薫の小説の比較一覧表
商品画像 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
メーカー |
新潮社
|
新潮社
|
新潮社
|
講談社
|
新潮社
|
毎日新聞出版
|
新潮社
|
新潮社
|
講談社
|
新潮社
|
商品名 |
空海
|
リヴィエラを撃て
|
神の火
|
李歐
|
レディ・ジョーカー
|
我らが少女A
|
黄金を抱いて翔べ
|
照柿
|
マークスの山
|
冷血
|
説明 |
空海をテーマにした紀行文
|
陰謀渦巻く中の人間ドラマ
|
原子力は神の領域なのかという疑問を突き付ける作品
|
初出時のタイトルは「わが手に拳銃を」
|
映画及びドラマ化された問題作
|
合田雄一郎シリーズの第6作目
|
映画も人気を集めた人気小説
|
合田雄一郎シリーズの第2作目
|
合田雄一郎登場
|
生と死を巡るクライムノベル
|
リンク | ||||||||||
初出 |
2015年
|
1992年
|
1991年
|
1992年
|
1997年
|
2017年
|
1990年
|
1994年
|
1993年
|
2010年
|
映像化 |
なし
|
なし
|
なし
|
あり
|
あり
|
なし
|
あり
|
あり
|
あり
|
なし
|
長さ |
中編
|
長編
|
長編
|
中編
|
長編
|
中編
|
中編
|
長編
|
長編
|
長編
|
画像 | 商品名 | 参考価格(※) | 通販サイト | 特徴 | 初出 | 映像化 | 長さ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1
|
新潮社
空海
|
1,910円
|
空海をテーマにした紀行文
|
2015年
|
なし
|
中編
|
||
2
|
新潮社
リヴィエラを撃て
|
781円
|
陰謀渦巻く中の人間ドラマ
|
1992年
|
なし
|
長編
|
||
3
|
新潮社
神の火
|
693円
|
原子力は神の領域なのかという疑問を突き付ける作品
|
1991年
|
なし
|
長編
|
||
4
|
講談社
李歐
|
847円
|
初出時のタイトルは「わが手に拳銃を」
|
1992年
|
あり
|
中編
|
||
5
|
新潮社
レディ・ジョーカー
|
825円
|
映画及びドラマ化された問題作
|
1997年
|
あり
|
長編
|
||
6
|
毎日新聞出版
我らが少女A
|
1,959円
|
合田雄一郎シリーズの第6作目
|
2017年
|
なし
|
中編
|
||
7
|
新潮社
黄金を抱いて翔べ
|
605円
|
映画も人気を集めた人気小説
|
1990年
|
あり
|
中編
|
||
8
|
新潮社
照柿
|
693円
|
合田雄一郎シリーズの第2作目
|
1994年
|
あり
|
長編
|
||
9
|
講談社
マークスの山
|
712円
|
合田雄一郎登場
|
1993年
|
あり
|
長編
|
||
10
|
新潮社
冷血
|
781円
|
生と死を巡るクライムノベル
|
2010年
|
なし
|
長編
|
警視庁の合田雄一郎警部補を主人公とするシリーズの2作目にあたる長編小説「照柿」。合田警部補と合田の幼なじみ野田達夫が、美保子という1人の女を中心にそれぞれの人生や愛、さらに生きるということを巡り、ぐにゃりとねじ曲がって堕ちていく1週間の様子が描き出されています。
その1週間をさらに強烈に印象付けるのは、ぎらぎらと照り付ける真夏の日差しと熱の描写。行間からゆらりと灼熱のかげろうが立ち上るような暑さまで、感じさせられます。
全編を貫くのは男を破滅させるのは女という使い古された言葉がぴったりとくるような美保子の業と情念。男2人と女が1人、その行き着く先に待つ暗く重い結末が、この作品のテーマと言えるのかもしれません。