GTEC参考書おすすめ10選｜Core・Academic対策向け問題集・勉強法も

昨今、さまざまな英語資格があり、区別するのがとても難しくなってきていますよね。GTECは、リスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの4技能のスキルを測れるため、近年、GTECスコアを採用している大学や、テストとして導入する企業も増えています。

そんなGTECを受けるにあたって、4技能を網羅するテストだからこそ何から対策を始めればいいか迷いますよね。また、参考書も高校生などの学生向けのCore・Academic・Basic・Businessといったレベルがあり、さらに問題集・過去問集など幅広くあるため、どれを選んでいいか難しいものです。

そこで今回は、GTEC参考書の選び方やおすすめ商品をランキング形式で紹介します。さらに、効果的な勉強法やGTEC対策アプリの使い方も紹介しますので、購入を迷われている方はぜひ参考にしてください。

GTECとは、ベネッセコーポレーションが実施している英語4技能検定のこと。小・中学生向けのJunior・中・高校生向けの（Core・Basic・Adbanced・CBT）・社会人・大学生向けの（Business・Academic）と、対象ごとに難易度が分かれています。

GTECにおける英語の4技能とはListening・Reading・Writing・Speakingのことです。英語のより実践的なコミュニケーション能力を測定する検定として注目を浴びています。

中高生向けのGTECは、「使える英語力」を測る英語検定として、大学入試で採用されているだけでなく、留学に必要な英語力を示す指標にもなります。そのため、数多くの受験生が受験しているのです。

中高生向けのGTECには、検定版・アセスメント版・CBT版の3種類があります。さらに、検定版・アセスメント版の中にはCore・Basic・Advanecedの3種類のテストがあります。

上記にも示したように、中学生・高校生向けのテストとしてもう1つ、「GTEC　CBT版」があります。CBTは中学生・高校生向けと言われているものの、大学で経験するような講義や学生生活の場面で使用される英語が中心となります。

そのため、十分に勉強をして確実な英語力を身に着けていかないと、高得点の獲得は望めません。

社会人・大学生向けGTECは、大学でのクラス分けや、社員採用時の英語のレベルチェック、入社後海外部署への異動や海外出張・駐在者選定の選抜基準として、幅広く使用されています。そのため、数多くの人が受験していることで知られています。

Business・Business公開会場版・Academicの3種類があり、すべて上限スコアは1000となっています。ぜひ、1度受験してみるのをおすすめします。

上記にも示したように、社会人・大学生向けのテストとして「GTEC　Academic 」と呼ばれるテストが存在します。このテストで図られる能力として、文法的正確性・コミュニケーション・ストラテジー能力などが重要です。

また、他にも英文による伝達能力、課題達成能力や発音・イントネーションなどのスピーキング能力も必要となってきます。英語に自信がある方でも、もう1度英語を復習してから受験するのをおすすめします。

CORE・Basic・Advancedを受験する方は多いですよね。そのような方には「gtec junior 問題集」がとてもおすすめです。これらの問題集は、英語の基礎的な部分から応用的な部分まできちんと網羅されており、間違いなく英語を向上させられます。

本番のテストまでに読み込んで完璧にマスターできればしっかりと高得点を獲得できる、とてもおすすめの参考書です。

GTEC CBTに関する全技能を含んだ公式の過去問題集です。模擬問題が入っており、これをひと通り解けば試験のおおよその感覚がわかるはずです。試験の傾向・自分の得意・不得意な分野を明確にしておきましょう。

解く際には、ぜひ時間を計りながら解いてみてください。特に、リーディングはたいていの試験よりも時間が長いため、時間内に解ききれるかどうかが重要な要素になります。とても実践的に使用できるため、おすすめです。

残念ながら、現時点ではBusiness・Academic対策の問題集はありません。Basic・Advanced・CBT向けやTOEIC対策の本でも対策できるので、そちらで代替しましょう。

また、TOEICと違って試験時間が短く、英語力を簡単に測れるのがメリットです。ただし、TOEICに比べ試験会場が少なく、料金が高くなるので、個人で受験する場合は自宅受験の方が人気があります。

GTEC受講者の中で、聞き取りが苦手な方は、リスニングに特化した参考書に取り組むのがおすすめです。もちろん、これはGTECに関連した参考書でなくても構いません。

自分のレベルに合ったリスニング専用の参考書の使用をおすすめします。特に、ディクテーションができる参考書であれば、リスニング能力を効率的に上昇させられます。

英語の文章を読むのは、慣れていないととても難しいです。特に、GTECの場合、短時間で数多くの文章を読み込んでいく必要があるので、英語を読むのが苦手な方は、リーディングに特化した参考書の購入をおすすめします。

もちろん、GTECと完全に一致した参考書でなくても構いません。自分のレベルに合った英語の文章を読んでいけば、必然的に読むスピードも上がっていきます。

英語の文章は、しっかりと書く練習を積んでいかないと適切に書けるようにはなりません。英語の文章を書くのが苦手な方であれば、ライティングに特化した参考書の利用をおすすめします。

ライティングに特化した参考書を使用する場合、答えをきちんと確認するとともに、第三者に採点してもらうのをおすすめします。そのようにした方が、自分の英文を客観的に評価できます。

全体として、GTEC CBTでは難解な単語は出てこないので、通常の大学受験用に単語を学習しておけば充分です。単語力に不安がある方は、ぜひ高校初級レベルから取り組んでください。このレベルの定着具合が、長文問題をすばやく解けるかどうかを左右します。

しっかりと単語が定着していないと、時間内に文章を読み終えられない可能性もあります。そうなると、大きくポイントを失ってしまうため、単語の対策はきちんとしましょう。

GTECの中でも、GTEC CBTでは、文法・語法の問題は出題されません。そのため、ほかに比べて重要度は確かに低いといえます。しかし、文法力は、特に長文読解や英作文において大きな役割を果たします。

英文法を勉強して損はありません。ひと通りの学習はしておくのをおすすめします。

全体として、GTECにおける長文問題は、難関大学の入試問題のように複雑な英文や紛らわしい選択肢は出てきません。それよりも、必要な情報をすばやくキャッチして解答する迅速さが必要になります。

出題される英文のジャンルは、広告やEメールなど、留学した際に目にしそうな素材となっています。そのため、一般的な大学入試用の英文読解問題とは少しジャンルが異なります。長文に慣れるのが大切です。

事前にしっかりと対策を立てておかないと、GTECでの高得点の獲得は望めません。もちろん、中には英語が得意な方もいますが、そのような方でも事前に対策をしておかなければ失敗につながりかねません。

ここからは、GTECにおける事前対策について説明しますので、ぜひ参考にしてください。

GTEC CBTの語彙は高校生レベルです。リーディングセクションにおいても、難関大学で出てくるような難易度の高い単語は出てきませんし、英検のように文法や語彙のセクションもありません。メールや広告の長文問題が大半を占め、それが延々と20個続きます（問題数は40問です）。

一文一文正確に読んでいたり、全文を熟読したりしていると、当然ながら時間が足りなくなってしまいます。つまり、すばやく正確に重要な部分を読み取る対策をしておきましょう。

GTEC Business試験はListening・ Reading・Writing・Speakingの4つの技能を測定するための試験です。問題内容は、ビジネスや日常生活シーンを想定したもので実践的な英語力が試されます。

英文の量が多いわりに、時間が短いとてもシビアな試験となります。得意なものから的確に解いていく自分なりの時間配分を決めておきましょう。

リスニングは、4技能の中では比較的勉強しやすい分野です。映画を字幕で見る方などは英語の音声にある程度の慣れがあり、抵抗感があまりないものです。また、疲れているとき・時間がないときは短時間のリスニングを続けるだけでも効果があります。

さらに、実際の発音を聞いてインプット・アウトプットを続け、あわせてシャドウイングをするのもおすすめです。そうすると、難易度が高いスピーキングの基盤が作れます。

リーディングは地道なインプット作業になります。しかし、入試などでは多少時間をかけても正確に読むスキルも問われますが、GTECでは短時間で回答する必要があるため、勉強法にはコツがあります。

GTECは短い時間でいかに読み取るかがカギとなるため、早く読む練習を重点的に行いましょう。その際は、長文である必要はないため、短い文章で早く読み取れるよう意識して行ってください。

ライティングも地道に書き続ける必要がありますが、ただ書くだけでは効果は薄いです。ライティングの型がしっかりと身に付くよう、導入・本文・結論の段階を意識してください。導入文で興味を惹かせ、本文で理由や具体例をあげて膨らませて結論にもっていきます。

また、ライティングは質問に対してしっかりと簡潔に答える点も重要ですが、そのレベルに達するのは難しいものです。ライティングは他の英語資格でも共通しているため、なかなか身に付かない場合はGTEC以外の問題集も使ってみてください。

スピーキングはレベルによりますが、質問に応答するだけではなく、説明したり自分の意見を述べるなど難易度が高い問題が出ます。また、短い質問の応答は制限時間も短く、回答が長いと時間切れとなる場合も出てきます。

そのため、スピーキングは質問に対して簡潔に答える練習をしましょう。また、1つ1つの発音をきっちり行うのではなくリンキング（リエゾン）も取り入れ、少しでも時間短縮できるよう工夫してください。

最近は、スピーキング対策できるアプリが人気があります。優良で使いやすいアプリは、有料である場合があるので、気をつけましょう。AIと英会話できる「Speak Buddy」やストーリーでスピーキングができる「ENGLISH」が人気があります。

GTEC対策勉強をする大学生やGTEC初心者の方などは、重たい参考書を持ち歩きながら移動するのも大変です。そこで、スマートフォンの無料アプリなどを使って、移動時間や休み時間などを有効活用してみるのをおすすめします。

特に、単語は1回見ただけでは記憶に残らないため、アプリを使って移動時間や休み時間を利用して何度も繰り返して覚えていくのがおすすめです。加えて、「GTEC®対策問題集」ではGTEC Advancedに対応し、4技能それぞれの対策問題を解けます。忙しい時間の中でのちょっとした隙間時間を有効に活用していきましょう。

ベネッセによるGTECの公式サイトでは、Advanced・Basic・Core、CBTのサンプル問題が掲載されています。4技能それぞれの過去問の一部が無料で掲載されており、GTECの問題の雰囲気をつかめます。

また、パソコンではCBTの体験版を受験でき、より実際の試験に近い形式で問題を解く練習になります。参考書を買う前に問題の傾向を知っておきたい方や、受験前に本番の形式に慣れておきたい方におすすめのサイトです。ぜひ活用してくださいね。

GTECのテストには数多くの種類があり、それぞれに対策できる参考書もたくさんあります。これからGTEC対策をされる方も、すでにGTEC試験に向けて勉強を始めている方も、今回ご紹介した情報を参考に、自分に合った参考書を見つけてください。