【口コミあり】皆川博子の小説おすすめ14選|美しい文体の作家!最高傑作はどれ?

皆川博子は児童文学作家としてデビューし、サスペンスやミステリーなどさまざまなジャンルの小説を執筆しています。80代になっても精力的に活動をしており、皆川博子にしか書けない幻想的な物語を描いています。この記事では皆川博子のおすすめ作品と選び方を紹介します。

2023/08/10 更新

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非常に満足度が高い作品でした。読んでいる時は、英国の翻訳物を読んでいる様な感覚でした。ミステリーの内容も細かな伏線や描写丁寧ですし、それ以外の描写も細やかで、映像が目に浮かぶようでした。

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(前略)深い知識をベースに経験を積んだ小説家だけが書ける複雑なストーリー、幾重にも重なるテーマ、多面的なキャラクターが織りなす深みのある小説でした。一方でエンタテイメント性もしっかりあるので最後まで飽きずに読めます。 「小説」が好きな方にオススメ。 ただ、ミステリー性や謎解きの面白さを追求する物語とは言い難いので、そこだけはご注意あれ。

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「誰が、いつ、語っているのか」「その情報は本当なのか」「誰がどの情報を持っていて、持っていないのか」という、近代以降の小説を読む際必ず考えなければいけないことに根差したトリックに舌を巻いていると、エピローグで一段と遠いところに連れて行かれ呆然とする。最高傑作なのではなかろうか。

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ずいぶん前の直木賞作品ですが読んでみました。 江戸から明治にかけて吉原の遊郭の娘として生まれた主人公が役者にほれ、恋に身を投げこみ、不自由な暮らしながら旅役者の恋人として時を過ごしていく様があでやかに描かれていて十分に楽しめた。恋に一途になれるのって素晴らしいなあ。

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初めて読んだ皆川作品。衝撃を受けたが、著者の他作品を読んでいくうち、かなりライトなほうだと知った。皆川博子入門にいいかも。過激さは抑え目でただただ美しく、幻想的。

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あらすじを読んで、読み始めというか半分くらいまでは小難しい表現が多くて、ふーんという感じだったのだけれど、最後に泣くとは思わなかった。 こんなに心を引っ張られたのは久しぶりでした。

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生というものの定義を見事に覆し、およそ繋がることの無い2つの世界で物語は進行して行きます。予想できない展開に圧倒されました。またオスマン・トルコ帝国の歴史を垣間見れたもの興味深く貴重でした。久々の一冊。

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幻想短編小説集。うっとり浸りました。 皆川博子さん短編の方が難しい、って仰ってるけど短編も素敵です。ふと隣りにある闇にじわじわと、ある時はストンと引きずり込まれていきます。美しい闇。 人と人が交わる時、愛憎は避けて通れないのかも。自分の闇を、見詰め過ぎて囚われないように。。

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(前略)開かせていただき光栄ですの続編になりますが、起こる事件自体は本作で独立したものであり、前作を読まなくても楽しめると思います。 ですが、前作の登場人物たちのその後が知れ、前作では明かされなかった主要人物ナイジェルの過去が明らかになったりと、やはり前作を読んでからの方がより楽しめます。 また皆川博子さんは、他の幻想的な短編作品などでは読む人を選ぶ(大好きです)文体だと思うのですが、こちらはライトで大変読みやすいです。(後略)

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『辺境図書館』に比べると、セレクトが更にマニアックで皆川さんのエッセイ要素が濃くなっている。 しかしこのお年でこの文体……『開かせていただき光栄です』を読んだ時も思ったけれど、本当にすごい。読みやすく美しく、軽妙なのに慎ましく、知的。さすがです。(後略)

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戦前戦中戦後の混沌とした空気と、残酷な昏さと静かな狂気に絡めとられる短編集でした。 大好きな空気です。 作中で使用される詩や句も素敵です。(後略)

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一つ一つ短い話だが、内容は重たく濃厚な余韻を残す。 まさにこれが皆川博子の世界観。 生々しくも残酷で、それでいて美しい旋律のよう。人によっては後味の悪さを感じるかもしれないが、これが人生というのも一つの真理なのかもしれない。

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相変わらず素晴らしい。 『オムレツ少年の儀式』と『睡蓮』が特に好き。 表題作は皆川さんの小説としてはなかなか珍しい感じでしたが、純粋に笑えて面白かったです。 『太陽馬』はラストの情景を頭に浮かべるとなぜだか涙が出そうになりました…。

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皆川博子作品は数冊読みましたがこの短編作品も個性豊かで語彙がとても豊富でおられ、心地良いけどどこかお話はダークでありながら読み手のペースを崩さない感じの著者であると感じています。又改めて再読したいと思う作品でした。

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