有吉佐和子のおすすめ小説15選|昭和を生きた文豪!『いいとも』に出演も?

有吉佐和子は芸能ものや歴史もの、現代を切り取る問題作、さらにはミステリーまで幅広い小説を遺した作家で、「笑っていいとも」出演で逸話を残した個性的な人物像でも知られます。今なおファンを離さない有吉佐和子の小説の魅力や、おすすめの作品をご紹介していきます。

2023/08/10 更新

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およそ50年前に警告されていた事が今だに形を変えて何も改善される事なく続けられている事実に改めて驚愕せざるを得ない。戦後少しばかりの物質的な豊かさだけを追い求め、最も大切な事をあまりにもないがしろにしてしまった。このツケは何世代にも渡って続く。今だからこそ、全ての日本人に読んでほしい。ここに書かれている事は、決して半世紀前の過去の出来事ではない。現在進行形の事なのだ。

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(前略)複合汚染とは 農業をめぐっての汚染であり、それが 食として 都市の人たちに影響する。 複合汚染を 解決するチカラは、農民であり、有機農業であるという 期待をこめる。

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この不変的な人間の差別という問題を、有吉佐和子が鋭い視点で洞察して描いたこの小説は本当に素晴らしい。復刊されて本当に良かった。少しも古びてないのも驚くばかり。

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辛い状況が続く内容だけど、偽善ではない正直な感覚で描かれていて、その状況から逃げださずに淡々と奮闘する主人公にリアリティがあり、寄り添ってどんどん読み進められる。 主人公は憤りながらも、どうしようもないような人達に対して、嫌ったり、見捨てたり、文句を言って相手が変わるまで動かないと意地を張ったりせず、自ら動いて困難を切り抜けていく。 最終的に、やはり問題を解決するには相手を変えようとせずに自分ができることをやっていくのが正解なのだなぁ、と思えるのが、この物語の気持ちよさだと思った。

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歴史がテーマの有吉佐和子小説おすすめ11選

商品比較一覧表

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メーカー
新潮社
講談社
中央公論新社
新潮社
新潮社
中央公論新社
新潮社
新潮社
新潮社
新潮社
集英社
商品名
華岡青洲の妻 (新潮文庫)
新装版 和宮様御留 (講談社文庫)
出雲の阿国(上) (中公文庫)
紀ノ川 (新潮文庫)
助左衛門四代記 (新潮文庫)
真砂屋お峰 (中公文庫 あ 32-5)
芝桜(上)(新潮文庫)
木瓜の花(新潮文庫)
一の糸(新潮文庫)
香華(新潮文庫)
連舞 (集英社文庫)
リンク
画像 商品名 参考価格(※) 通販サイト
1
新潮社
華岡青洲の妻 (新潮文庫)
130円
2
講談社
新装版 和宮様御留 (講談社文庫)
600円
3
中央公論新社
出雲の阿国(上) (中公文庫)
1,198円
4
新潮社
紀ノ川 (新潮文庫)
216円
5
新潮社
助左衛門四代記 (新潮文庫)
452円
6
中央公論新社
真砂屋お峰 (中公文庫 あ 32-5)
308円
7
新潮社
芝桜(上)(新潮文庫)
822円
8
新潮社
木瓜の花(新潮文庫)
957円
9
新潮社
一の糸(新潮文庫)
869円
10
新潮社
香華(新潮文庫)
881円
11
集英社
連舞 (集英社文庫)
556円
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一気に読みました。留学していた青洲の帰宅から豹変する姑の恐ろしさ。幼い頃の加恵が初めて姑に出会う、冒頭の導入も効いています。一見美談の中での相手を打ち負かそうとする人間の意地の張り合い。

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綿密な考証と想像力の翼の羽ばたきの強さによって裏打ちされた、大胆な構想のドラマ。 フキの哀しみも、本物の和宮の哀しみも、宇多絵の哀しみも、その他の女官達の哀しみも、誰もが救われない。 それが幕末の歴史だったのかもしれない。 今はその片鱗さえ見当たらない幕末当時の宮廷の習俗、暮らしぶりが正確に描かれていることに深い共感と賛嘆を覚える。 さすが有吉佐和子である。

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さすがです、有吉さん。 緻密に調べ上げたものを積み上げるだけでなく、 阿国と阿国をとりまく人たちの心情を丁寧に描いていきます。 出雲を出る阿国、三九郎との出会いと恋... 栄華を謳歌するかにみえる秀吉の世のあやうさに翻弄されながら、 すれちがっていく阿国と三九郎の考え方と思い。 女御近衛前子の、阿国一座への「天下一」の賞賛の言葉と ここまでに至る時間の経過、時間の経過の中で変わっていく人に 思いを馳せながら、上巻は締めくくられます。

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和歌山市に旅した際に「紀の川」を読みました。青磁色の美しい川面たたえ静かに、しかし時に荒れくるい、それでも逆らうことなく川上から川下に流れゆく大河と女性4代の生きざまが重なり、久々に読み応えのある小説でした。有吉佐和子の力量を実感しました。

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「助左衛門四代記」は紀州の旧家垣内家の歴史物語で、初代から四代にわたる助左衛門と命名された男たちと、その家族を描いています。 代々垣内家の長男は祟られるという呪縛のもと、何としても家系を途絶えさせてはならないという嫁たちの姿が印象に残ります。 嫁姑の確執などの著者の卓越した人間描写も随所にちりばめられていて非常に面白い物語となっています。

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最初は婿養子の旦那の視点から。中途からは旦那を支えた真砂(まなご)屋お峰の視点から。主人公は大店の孫娘であるのにそんなことは少しもひけらかすことなく旦那をたて、物心両面で支えている。実子ができないことを理由に自分の息子を跡取りにしようと画策する叔母に一歩もひかない。時代は将軍家斉のとき。時代背景も丁寧に要所要所に盛り込まれておりそれだけでも楽しいし江戸庶民の哀歓が綴られている。特に歌舞伎の観劇の場面は迫力満点。最後は全財産を失う主人公だが、当人はそんなことはおかまいなし。旦那と二人で・・・。まあ多分満足したであろう様子が暗示される。有吉ワールド全開。読みだしたら一気。是非一読を勧めます。

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正子と蔦代、二人の芸者が繰り広げる人生模様を描いた作品。 生真面目な正子と自由奔放な蔦代、二人は見習時代からの友人ですが、蔦代は正子を真の友と慕い心を寄せる一方、正子は気まぐれな蔦代の人間性が読めずに終始翻弄されます。正子は何度も絶交を言い渡しながらも頼ってくる蔦代を放っておけません。腐れ縁で結ばれた二人の愛憎劇が本作の読み所です。 蔦代は心根は優しい女性だと正子も心の奥底で感じているがゆえに、憎んでも憎み切れない感情になるのではと思います。それにしても花柳界の風習を細かく描写し、そこに物語の面白さを絡ませていく著者の筆さばきは流石というしかありません。つくづく絶版が悔やまれます。

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「芝桜」からの主人公の人生が時代背景と共に楽しめる。本当に作者が早く亡くなってしまった事が残念でならない。この 主人公と幼馴染みの晩年が、きっとこの作者によって巧みに描かれたであろう「続編」が読みたくてたまらない。

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和のプロの生活やその裏側、人とのつながりを丁寧に書いていて世界に浸れた

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紀州旧家三代に渡る母娘間の愛憎劇。自由奔放に生きる郁代とそんな母に翻弄される娘朋子の葛藤を軸に描いています。 疎ましいけれど親子であるがゆえに放っておけない母の存在。朋子の郁代に対する憎しみと愛情が入り混じった複雑な心理が全編巧みに表現されていて、母に甘えられない朋子の苦しさや悲しみが痛いほど伝わってきました。 物語前半では明治期の花街を舞台にしていて遊女や芸者の世界を垣間見ることができます。この辺りの描写は著者でなければ書けないと思います。

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女性の一生ものはビカ一ですね。 またいろいろ読み返したいと思います

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歴史がテーマの有吉佐和子小説おすすめ11選 比較一覧表

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新潮社
講談社
中央公論新社
新潮社
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中央公論新社
新潮社
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新潮社
新潮社
集英社
商品名
華岡青洲の妻 (新潮文庫)
新装版 和宮様御留 (講談社文庫)
出雲の阿国(上) (中公文庫)
紀ノ川 (新潮文庫)
助左衛門四代記 (新潮文庫)
真砂屋お峰 (中公文庫 あ 32-5)
芝桜(上)(新潮文庫)
木瓜の花(新潮文庫)
一の糸(新潮文庫)
香華(新潮文庫)
連舞 (集英社文庫)
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1
新潮社
華岡青洲の妻 (新潮文庫)
130円
2
講談社
新装版 和宮様御留 (講談社文庫)
600円
3
中央公論新社
出雲の阿国(上) (中公文庫)
1,198円
4
新潮社
紀ノ川 (新潮文庫)
216円
5
新潮社
助左衛門四代記 (新潮文庫)
452円
6
中央公論新社
真砂屋お峰 (中公文庫 あ 32-5)
308円
7
新潮社
芝桜(上)(新潮文庫)
822円
8
新潮社
木瓜の花(新潮文庫)
957円
9
新潮社
一の糸(新潮文庫)
869円
10
新潮社
香華(新潮文庫)
881円
11
集英社
連舞 (集英社文庫)
556円
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