灰谷健次郎の小説おすすめ10選|兎の眼や太陽の子も紹介

2006年に逝去した灰谷健次郎は、子どもをやさしいまなざしで見つめながら、子どもの純真さを奪う大人の事情に鋭いメスを入れる作風で、多くの人に読まれる小説や絵本を書いた児童文学作家です。この記事では、灰谷の人間像や代表作などを取り上げています。

2023/08/10 更新

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KADOKAWA/角川書店

太陽の子

子供の視点から紐解く!戦争が残した心の爪痕を深く知る小説

本作品は、戦後の神戸を舞台にした物語です。下町の琉球料理店・「てだのふあ・おきなわ亭」を営む夫婦のもとに産まれ、常連さん達に囲まれ明るく育ったふうちゃん。ある日、ふうちゃんの父親が心の病気で苦しむようになります。その原因が「沖縄と戦争」にあることに気付いたふうちゃんは、父の心の中で続く戦争について考え始めます。

【こんな人におすすめ】
・沖縄戦や戦後の貧しい生活について知りたい方
・戦争の記憶を徐々に深く学んでいきたい方
・真面目になり過ぎない関西弁の語り口から、気軽に読み始めたい方
若い日に読んで感動したことを思い起こし、手元になくなっていたので購入し、沖縄の現実を思いながら再読した。また新たな思いが突き上げ、沖縄に対する政治の向かい方に憤りを強くしている。

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小学校低学年の我が子の読み聞かせのために買いました。読み聞かせの最後は私のほうが、物語の世界に引き込まれてついつい涙が溢れてしまいました。よい本でした。

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久しぶりに一気に読み上げれる本でした。 教育現場で奮闘する小谷先生と子ども達。 その周囲を取り囲む大人や社会がとてもよく書かれていてのめり込んで読む事が出来ました。何度も読み返したい本です。

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素直に、子供の頃の風景です。 3つの物語に、それぞれ詰まった風景を、楽しめます。 色々な角度、片目で見たり、薄目で見たり、下敷きを 通して見たり。 色々な景色、色々な音が楽しめます。考えさせられます。 (後略)

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子供の頃、読んだ記憶がよみがえり、懐かしく思いました。原作者が灰谷健次郎氏と初めて知り、私が知っている灰谷作品の中では、一番子供に読みやすい本だなと率直に思いました。

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新聞・雑誌等に寄せたものをまとめた一冊である。 著者が人間のほんとうのやさしさや、ありようについて、思うところ・影響を受けたことごとを書き綴っている。 (後略)

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Facebookの友人に薦められて読みました。子供達の成長を通して、他人との親との姉弟とのそして自然とジブンということを深く考えさせられる作品でした。何度でも読み返したいと思える一冊に巡り合いました。

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とにかくこの主人公のまさとくん!可愛すぎます! ママとの会話、遊び方、思考… こどもってこんなに可愛らしかったっけ?って自分のこども時代を思い返してみたりして。 今2歳の我が子とも、いつかこんなまさとくんのような会話をするようになるのかな?と楽しみになりました。

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幼少の頃によく読んでもらった本の中の1冊。久しぶりに読み返してみると、自分の思いでも本の中の背景となり、懐かしくも温かい気持ちになる。ター君もエッちゃんもみんなみんな優しくて純粋で素晴らしい子。 風の子保育園の先生たちもあったかくて、一人ひとりを大切にしている感じがわかる。いつまでも本棚に置いて、時々読み返したくなる本。

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収録されている4編の短編の軸になっているのは、様々な差別や偏見の問題です。著者はそれらに対し、温かな眼差しで真摯に向き合うことで、人間の真の豊かさとは何かを提示してくれます。(後略)

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