宇野千代の小説おすすめ10選｜自身の経験がもとの作品が人気！経歴や選び方も紹介

宇野千代は元祖肉食系女子として知られています。宇野千代の小説は自身の恋愛を基にした作品が多く、多くの女性から共感の声を得ているのが特徴です。また宇野千代は小説家のほかにも、着物デザイナー・編集者・実業家などさまざまな仕事をこなして才能を発揮してきました。

宇野千代は小説の中でさまざまな名言を残してきたのでも知られています。98歳で生涯を閉じていますが、その人生は波乱万丈でした。宇野千代の小説を読もうと思っているけど、どれを読めばいいのか分からないといった方も多いです。

この記事では、宇野千代の人物像・小説の選び方・おすすめ小説10選について解説します。ぜひこの記事を参考にしながら、宇野千代作品を楽しんでみてください！

宇野千代は大正・昭和・平成にかけて活躍した小説家です。若い頃は、作家の尾崎士郎や画家の東郷青児などの著名人と恋愛・結婚関係を持っていたのでも知られています。小説の中には、自身の恋愛経験に基づいたものや家族にまつわる内容も多いです。宇野千代は子供はいません。

また、人生で4度の結婚をしました。現在でも昭和の恋多き女流作家といわれているのが特徴です。さまざまな結婚・離婚経験をしている宇野千代ですが、98歳で生涯を閉じます。死因の原因は、急性肺炎の病気といわれています。宇野千代は、生涯を通して波乱万丈の人生を歩んできました。

宇野千代はネット上で、朝ドラ「花子とアン」の宇田川満代役のモデルであるといった説があります。懸賞で1位を取ったといった内容があるのが、理由として挙げられているようです。

しかし、この事実を証明できる明確な情報はありません。一部によると、当時の年代に近い複数の女性小説家たちを織り交ぜてオリジナル人物像として作ったのではないか、ともいわれています。

宇野千代の代表作として知られる「おはん」は、宇野千代自身が最高の出来と評している作品です。徳島県を訪れた宇野千代が、天狗久に取材を行い書き上げた作品といわれています。1960年と1978年にはテレビドラマ化・1984年には吉永小百合主演で、映画化されている人気作品です。

淡墨の桜は、女性の老いを1本の桜の大樹に重ねて描いている作品です。この作品は宇野千代が女将時代に執筆した作品として知られています。怪しく美しい桜の下で愛憎を織りなす人間模様を描いているのが特徴です。料亭の女将と養女とその恋人にまつわる人間関係が見どころとなっています。

色ざんけは、宇野千代が36歳の時の作品です。宇野千代自身が「私が書いたものの中で一番面白い」と評価した作品ともいわれています。男性と女性の恋愛心理が生々しく描かれているのが特徴です。恋人との恋愛を継続させる難しさが描かれています。一度読み進めるとハマってしまう作品です。

宇野千代の「生きていく私」は、宇野千代自身の自伝を執筆したといわれています。山口県岩国の生家と父母の記憶・小学校代用教員との恋と初体験が綴られているのが特徴です。

この本では宇野千代が98歳まで生きた長生きの秘訣を知れます。また、こちらの作品は1984年・1991年にテレビドラマ化された作品です。

「行動することが生きることである」は、宇野千代の行き方についての343の知恵が綴られています。何かを始める際にあとさき考えて行動してしまうと勢いがなくなってしまう・考える前に行動するのが大切・行動すると何事も勢いがつくといった内容です。なにかを始めたいけど、迷っている方におすすめします。

宇野千代の「何でも一度してみること」は、生きるヒントがつまった宇野千代懇親のエッセイ集といわれています。今を一番楽しむべき、といった宇野千代のメッセージが心に刺さるのが魅力的。行き方に迷っている方・自分の人生これでいいのか、と疑問に思っている方にぜひ読んで欲しい一冊です。

宇野千代の人物像・作品の選び方・おすすめ作品10選について紹介してきました。いかがでしたか？波乱万丈な人生を過ごした宇野千代は、自身の恋愛に基づいた作品も多いです。ぜひ上記で紹介した小説を読んでみて、生きるヒントを見つけてみてください。また下記の作品もおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。